特 集
原子力災害に備えた避難対策
平成23年3月に発生した福島第一原子力発電所事故以降、従来の原子力防災対策の問題点が明らかになり、そのうち避難対策に関しては、想定を超えた範囲で避難を実施する必要があったことや、避難先や避難ルートが決まっていなかったことなどが課題となっていました。
広域避難に備えた避難対策の拡充
島根県では、福島第一原子力発電所事故における避難の課題を踏まえ、平成24年11月に「広域避難計画」を策定しました。
広域避難計画では、住民や防災関係者等への情報伝達が確実に行えるよう体制を整えるとともに、避難先や避難ルートをあらかじめ明示しています。
また県では、令和3年春より、市ごと、地域ごとにあらかじめ定められた避難ルートが検索できる「避難ルートマップサイト」の運用を開始します。
原子力災害時の避難の流れ
避難先・避難ルートの確認方法
避難先
原子力災害時の避難先は、原発から30㎞圏外に、市ごと、地域ごとにまとまって避難できるよう定めています。
詳細な避難先は県ホームページに掲載されている「島根広域避難計画」でご確認いただけます。
避難ルート
避難ルートマップサイトでは、市ごと、地域ごとにあらかじめ定められた避難先、避難ルートを検索することができ、検索する際にコンビニやガソリンスタンドなど避難時に有用な情報を地図上に示すことができます。(令和3年春運用開始予定)