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放射線のモニタリング情報の公開について


 島根県では、原子力発電所の周辺地域(半径30㎞圏内)にモニタリングポストを設置しています。
 モニタリングには、平常時の空間放射線量率を測定する「平常時モニタリング」と、万が一放射性物質が放出された際に避難防護措置を実施する範囲を決定するための「緊急時モニタリング」とがあります。
 全てのモニタリングポストは24時間運用しており、測定結果については、県や原子力規制委員会のホームページでリアルタイムのデータを公表しています。


平常時モニタリング

 原子力発電所からの放射性物質が、周辺の住民や環境に影響を与えていないかを確認するため、普段から24地点のモニタリングポストで空間放射線量率を測定しています。
 モニタリングポストは原子力発電所を中心とした16方位の各方位に対し、原子力発電所〜5㎞、5〜10㎞の各区間毎に概ね1基、及び周辺3市(出雲市、安来市、雲南市)それぞれに1基設置しており、測定した結果は島根県のホームページで公開しています。
 普段の空間放射線量率は非常に低く、また原子力発電所からの予期しない放射性物質又は放射線の放出を早期に検出する必要があるため、低い空間放射線量率の測定に適したNaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーション検出器を使用して、モニタリングを行っています。

島根県環境放射線データリアルタイム表示


 

緊急時モニタリング

 万が一、原子力発電所で事故が起きた際には、避難や一時移転といった防護措置の内容を決めるため、平常時の24地点を含む162地点のモニタリングポストで、空間放射線量率を測定します。
 モニタリングポストは原子力発電所の半径30㎞圏内において、避難指示等が出される地域毎に1箇所以上かつ5㎞四方に1箇所以上設置しています。普段から稼働しており、その結果は原子力規制委員会のホームページで公開されています。トップページで「島根」をクリックすると島根県の地図が表示されます。
 平常時の24地点以外の測定には、原子力災害時の高い空間放射線量率の測定に適した半導体検出器を使用しており、普段の低い空間放射線量率では測定の感度が低いため、空間放射線量率0.200μSv/hを下回る場合は「<0.200μSv/h」と表示されています。

放射線モニタリング情報共有・公表システム
(原子力規制委員会HP)