特 集

令和4年度 原子力防災訓練


 今回は、令和4年度原子力防災訓練を特集します。
 島根県東部(松江市)で震度6弱の地震が発生し、その後、設備の故障等が重なり、島根原子力発電所2号機の原子炉を冷却する機能が失われたという想定で11月7日、12日に訓練を行いました。
 今回の訓練では、3年ぶりに実際の避難先に向かう広域避難訓練を実施しました。また、重点項目として、多様な手段による避難手順の確認を行いました。


自家用車による避難

 今回の訓練で初の試みとして、住民の自家用車による避難を行いました。
 11月12日午前8時半ごろの緊急速報メールなどにより避難の指示を受け、原子力発電所から30㎞圏内の地区の住民が、地区から出発し、避難退域時検査を受けた後、避難先へ向かいました。各会場の訓練は概ね順調に進み、参加住民からは「今まで漠然としていた広域避難が見えるようになり大変有意義だった」との意見もありました。
 今後も地区ごとの避難ルートや避難先等を地図に記したパンフレットを配布するなど、事前の広報を進めていきます。

船舶による避難

 松江市御津地区で、道路の通行不能箇所があり、陸路での避難開始に時間を要する住民が発生したという想定のもと、海上保安庁と合同で船舶による避難訓練を行いました。当日は模擬住民役の県職員が御津漁港から搭載艇に乗り込み、沖合で巡視船おきに乗り換え、出発しました。

ヘリコプターによる避難

 松江市鹿島地区で、救急搬送が必要となった患者が発生したという想定のもと、自衛隊や松江市消防本部と合同で避難訓練を行いました。模擬患者を支援者(家族)と共に、救急車で深田野球場まで搬送し、自衛隊へ引き渡し、ヘリコプターで避難先の病院を想定した出雲駐屯地へ搬送しました。

振り返り

 今年度の訓練は、実際に地区の住民の方に参加いただき、訓練に参加した各機関は、人や車の移動の対応手順を確認しました。今後、訓練結果を振り返り、改善点の抽出をすることで、避難対策の実効性を高めていきます。

実際に避難ルートマップを確認してみましょう

もしもに備えて


 万が一、原子力災害が発生した場合に備え、避難ルート、避難退域時検査場、避難先、避難経由所などを確認できます。