特 集
原子力災害時の広域避難
広域避難とは、県や市町村の境を越えるなどして、離れた安全な地域に避難をするものです。
万が一、原子力災害が発生した場合には、広域避難を実施することとしています。
広域避難先
原子力発電所から概ね5㎞圏内および、5〜30㎞圏内の方の避難先は、島根県内、岡山県および広島県に確保しています。
詳細な避難先は、「原子力災害に備えた島根県広域避難計画」や「島根県避難ルートマップ」でご確認いただけます。
まずは情報収集を心がけ、自治体からの指示に従って落ち着いて行動することが大切です。
避難ルート
避難ルートの選定
地震等によりあらかじめ定めた避難ルートが使用できない場合に備え、道路規格が高く、被害を受けにくい幹線道路を中心とした複数の避難ルートを選定しました。
避難ルート選定のポイント
①信号機の多いエリアはできるだけ通行しないルートとする。
②大橋川で分断される松江市内での渋滞を回避するため、中心部の松江大橋、新大橋、宍道湖大橋、くにびき大橋を極力通らないルートとする。
③高速道路等は、松江市外へ向かう片側路線を避難ルートとして使用する。
(松江市内に向かうルートは緊急交通路として使用する)
円滑に避難を行うための対策
●対策1
島根県警交通管制センターに、「原子力災害時の避難・誘導システム」を導入しています。
このシステムでは、避難ルート上の信号を一斉に「青色灯火」とすることができ、避難する車両は円滑に進むことができます。
●対策2
避難ルート等を地図で確認できるウェブサイト「島根県避難ルートマップ」を作成し、運用を開始しました。
「島根県避難ルートマップ」では地区ごとの一時集結所、避難経路、避難退域時検査会場のほか、避難指示や道路の渋滞情報、ガソリンスタンドなどを確認することができます。