レシピ
香りと旨みのハーモニー!
あご野焼きの和風アヒージョ
松江の伝統食品、純和風の「あご野焼き」を、南スペインの伝統的な小皿料理タパスのひとつ、アヒージョにアレンジ。といってもここではオリーブオイル、ニンニクは使わず、和風の仕立てにしてみました。あっさりとした太白ごま油で包まれたアツアツの新食感!バゲットを浸して食べてもおいしいです。そのまま輪切りにしてわさび醤油でいただく定番に加えて、新しいレパートリーにいかがでしょう。
材 料(2人分)
- あご野焼き・・・・・100g
- えび・・・・・・・・100g
- アスパラ・・・・・・4本
- マッシュルーム・・・4個
- するめの麹漬け・・・20g
- 太白ごま油・・・・・適量
- 塩、山椒粉・・・・・少々
- バゲット・・・・・・適宜
作り方
①
①あご野焼きは一口大に、えびは背中から半分に、アスパラは2~3センチ程度に、マッシュルームは4等分に切ります。アスパラの根元に近い部分は皮を剥いたほうがいいでしょう。
②
②スキレットなどに太白ごま油を入れて加熱しながら、みじん切りにしたするめの麹漬けを入れ、スプーンでなじませます。するめの麹漬けは油への調味と香りづけです。
③
③スキレットにえび、アスパラ、マッシュルーム、野焼きと、火の通りにくい具材から順に入れていきます。
④
④油の温度は160度を目安に。具材に火が通り、香りが立ってきたら出来上がりです。塩で味を調え山椒粉を振りかけていただきましょう。
〈 ここがポイント! 〉
さらりとした太白ごま油とほどよい塩味と甘味のあるするめの麹漬けの香りが、あご野焼きの旨みをさらに引き出します。するめの麹漬けのかわりにイカの塩辛やアンチョビを使用してもOKですよ。
〈 講師プロフィール 〉
料理研究家、フードコーディネーター
西本 敦子
島根県ブランド推進課アドバイザーとして市町村の特産品開発に携わり、日本財団「海と日本project」で食育授業を行う。テレビ、ラジオ、新聞等にレシピ提供中。著書「元気が出るえごま料理」(農文協)