コラム

第3回 屋内退避

Q.屋内退避ってどういう意味?


自宅などの建物の中に入ってとどまることです
 

 屋内退避とは、家の外に出て避難するのではなく、建物の中に入って放射性物質を含む外気が入らないように窓を閉めるなどの措置をし、そのままとどまることをいいます。
 原子力発電所から5~30km圏(UPZ)では、事故が進展して原子炉が冷やせなくなった場合など、発電所から放射性物質が放出される可能性が高まった段階から、屋内退避を行うこととなっています。

Q.どうして屋内退避をするの?


被ばくのリスクを避けるため、屋内退避を行います
 

 原子力規制委員会は屋内退避をする理由として、福島第一原子力発電所事故の教訓から、「気体状又は微粒子状の放射性物質が、大気とともに煙のように通過しているときに屋外で行動すると、かえって被ばくが増すおそれがあるため」としています。
 また、屋内退避をすることにより、吸入による内部被ばくを、木造家屋においては4分の1程度に、気密性の高いコンクリート建屋のような施設においては20分の1程度に抑えることができるとしています。

 


お詫びと訂正】アトムの広場No.128 記事の訂正について

1月末に発行しました「アトムの広場No.128」のうち、コラム『第3回屋内退避』の記事の一部に誤りがありました。お詫び申し上げますとともに、下記のとおり訂正させていただきます。

 

アトムの広場No.128 8ページ 屋内退避の効果

誤 ) 出典:原子力規制員会作成資料を島根県で加工

正 ) 出典:原子力規制委員会作成資料を島根県で加工