コラム
第7回 原子力災害時の避難の際の感染症対策
Q.原子力災害ってどんな災害なの?
原子力災害の原因は放射線物質と放射線
原子力災害とは、原子力発電所などで重大事故が起き、大量の放射性物質や放射線が外へ放出されることによって生じる被害のことをいいます。大量の放射性物質や放射線は土壌汚染や、放射線被ばくといった影響を及ぼします。
特徴は「目に見えない・におわない・肌に感じない」
放射性物質や放射線は五感で感じることができません。そのため、地震や火災などと比べ、災害時にどのように行動すればよいのか判断が難しくなります。
Q.放射線を受けたらどうなるの?
放射線はその線量によって影響が異なる
放射線は、わたしたちの身のまわりに存在し、誰もが生まれてからずっと受けつづけています。そして、レントゲン撮影など、わたしたちの暮らしにおいて、いろいろな場面で利用されています。
わたしたちが暮らしの中で受けている放射線の量は、とても少ないため健康に問題はありません。ただ、たくさんの量を受けると健康に悪い影響を与えます。
万が一、原子力災害が起こったら
○事故により放射性物質が放出されたかどうかや、放射線の量は、国や自治体、事業者が専用の測定器で調査し、住民の皆さんへお知らせします。
○まずは情報収集を心がけ、自治体からの指示に従って落ち着いて行動することが大切です。
原子力災害時の情報は、様々な手段でお知らせします。
●県・市町村等のホームページ
●緊急速報メール
●行政無線、広報車
●テレビ、ラジオ など