島根原子力発電所周辺
環境放射線等 調査結果
2023年 10月-12月

島根県では、地域住民の皆様の安全確保及び環境の保全を図るため、環境放射線等の調査を行っています。

今期の調査結果を検討・評価したところ、
島根原子力発電所による環境への影響は認められませんでした。

1.空間放射線量率2023年10月 – 12月

原子力発電所周辺の空間放射線量率を連続監視する装置で計測し、放射性物質が周辺環境に影響を与えていないかどうかを確認しています。

「平常の変動幅」を超える線量率が測定されましたが、いずれも降水等による線量率の増加によるもので、
島根原子力発電所による環境への影響は認められませんでした。

2.環境試料中の放射能2023年10月 – 12月

農畜産物、海産生物、土壌、水、塵などに含まれる放射性物質の種類と量を測定しています。

平常の変動幅内または一般の環境で認められている程度の値であり、
島根原子力発電所による環境への影響は認められませんでした。

〈測定結果:セシウム137〉

※1 セシウム137以外の対象核種(54Mn、59Fe、58Co、60Co、134Cs)については検出されませんでした。
※2「平常の変動幅」は前年度までの10年間の最小値から最大値までの範囲です。(一部試料を除く)

〈測定結果:ヨウ素131〉

〈測定結果:トリチウム〉

※3 「平常の変動幅」は前年度までの10年間の最小値から最大値までの範囲です。(一部試料を除く)

〈測定結果:ストロンチウム90〉

※4 「平常の変動幅」は前年度までの10年間の最小値から最大値までの範囲です。(一部試料を除く)
※5 ストロンチウム90の分析・評価には時間を要するため、1期ずらして報告することがあります。

3.温排水調査結果2023年10月 – 12月

島根原子力発電所から放出される、温排水の環境への影響を調査しています。

今期の調査結果を検討・評価したところ、
島根原子力発電所による環境への影響は認められませんでした。

期間中、1~3号機とも原子炉の稼動に伴う温排水の放出はありませんが、発電所周辺の海域における水温分布等の調査は引き続き実施しています。