特 集

原子力発電所を運転したり、安全対策設備を機能させるには電気が必要です。
発電所が稼働している時は自前で電気をまかなうことができますが、停止中は一般家庭と同じように他の発電所で発電された電気が発電所の外から供給されています。

島根原子力発電所には、外部から受電するための送電線が5回線あり、このうち1回線あれば発電所内で必要な電気を確保できます。
また、地震等により、外部から受電できなくなった場合に備え、発電所敷地内にも電源設備を備えています。

[発電所の外から受電する仕組み]

[発電所の外から受電する仕組み]

たとえ外部電源が一切使えない状況であっても対応できるよう、多重化された外部電源とは別に、発電所内にも以下の非常用電源がそれぞれ複数配備されています。
また、それぞれの非常用電源に対して7日分の燃料を備蓄されています。

非常用ディーゼル発電機

耐震性の高い発電機を、各号機の建物内に配備

ガスタービン発電機

耐震性の高い空冷式(冷却水不要)の発電機を、津波の影響を受けにくい発電所高台(海抜44m)に配備

高圧発電機車

道路の被災を考慮しても、使用場所(接続口)へアクセスできるよう敷地内に分散して配備


7日分の燃料