コラム

第10回 段階的避難

Q. 避難はいつすればいいの?


5〜30㎞圏にお住まいの方は、まず屋内退避を行い、指示があってから避難を開始します。

 原子力災害時、UPZ(5〜30㎞圏)においては、まず、建物の中に入って放射性物質を含む空気が入らないように窓を閉めるなど、放射性物質が放出される事態に備えて屋内にとどまります。これを「屋内退避」といいます。
 放射性物質を含む空気のかたまり(プルーム)が通過するときに屋外で行動していると、かえって被ばくのリスクが高まるため、プルームが通過するまでは屋内退避を行い、必要に応じて、県や市などの指示があってから避難や一時移転を行うことになっています。